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多種多様な織物づくりを支えるのは、長い歴史のなかで培われた技術力

細川機業では、撚糸工程から整経工程~製織工程までの全てを自社工場内で行う一貫体制で、
品質にこだわった生産を行っています。
多種多様な製品を手がける私たちですが、根底を支えるのは長い歴史のなかで培われた技術力です。
製品に応じて多彩な設備を使い分けることで最適な生産を行えるほか、試験機によるテスト生産体制も完備。
また、2016年5月には国際的な食品衛生基準であるFSSC22000を取得。
食品包装資材織物の生産ラインでは、世界基準の衛生管理を行っています。

1.撚糸工程

原料となる糸に撚りをかけて加工するのが撚糸(ねんし)工程です。織る前に様々な技術を用いて糸を加工することで、織り上がる織物の表面に絶妙な風合いを出したり、求められる強度や伸度などのスペックを実現したりします。

保有設備:ダブルツイスター、アップツイスター、仮撚機など

2.整経工程

経糸(たていと)となる糸を織物の幅に引き揃え、ビーム(大きな糸巻き)に巻き取ります。設計に基いて経糸を準備する工程です。「織物は経糸が命」と言われ、精密な条件管理が求められます。

保有設備:クリル整経機、部分整経機、試験整経機、糊付機(サイザー)、など

3.製織工程

経糸を織機(しょっき)にセットしたら、緯糸(よこいと)を打ち込んでいきます。細川機業では、様々なタイプの織機を独自に改造し、それぞれの製品に最適な条件での製織を可能にしています。

保有設備:エアージェット織機、ウォータージェット織機、レピア織機、スルザー織機、など

4.精練工程

一部の織物については、自社で精練加工を行っています。精練とは、染色や仕上げ加工をする前に、織物に付着した汚れや糊などを取り除く工程です。

保有設備:精練機、熱セット機(テンター)、など

FSSC 22000とは?

FSSCとは”Food Safety System Certification”の頭文字で、FSSC 22000は食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO 22000と、それを発展させたISO/TS 22002-1(またはISO/TS 22002-4)を統合し、国際食品安全イニシアチブ(GFSI)が制定したベンチマーク承認規格です。
HACCP分析手法(HACCP=Hazard Analysis and Critical Control Point:食品を製造する際に工程上の危害を起こす要因(ハザード;Hazard)を分析しそれを最も効率よく管理できる部分(CCP;必須管理点)を連続的に管理して安全を確保する管理手法)を用いた生産管理・衛生管理を行うことで食品の安全な提供に関するリスクを低減することができます。

細川機業(株)は、食品包装資材織物の製造においてFSSC22000の認証を取得しています。

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